弁護士に刑事弁護を依頼すると、費用はどれくらいかかりますか。
2021年09月12日 10:53
弁護士によって報酬基準は区々なので、一概にいくらとはいえませんが、日弁連が行ったアンケート結果によると、着手金、報酬金とも30万円前後の場合が多いようです。
また、起訴前は、最長23日間の身柄拘束期間中に、不起訴、釈放を求めて集中的な弁護活動を行う一方、起訴後の弁護活動は、まさに法廷での論戦と保釈を求める活動を並行して行うといった特殊性があり、起訴前と起訴後とで別々の報酬とする場合もあります。
なお、弁護を依頼できる弁護士がいない場合や、弁護士費用を工面することができないような場合など一定の条件を満たす場合には、裁判所に「国選弁護人」の選任を依頼することができます。
ただし、「国選弁護人」だから全く無料というわけではなく、被疑者・被告人に資力がある場合には、判決において「訴訟費用」として一定額の支払いを命じられる場合があります。